私がひとりビジネスを始めた理由①
順を追って書こうと思っていたけど、どんどん面倒くさくなって進まないので、ひとつずつ書いてみようと思います。
理由その①
会社が立て続けに2回も潰れた
衝撃でした。
会社って潰れるんだ、って思いました。
この出来事はなかなか大きなきっかけになりました。
***
結婚を機に東京に出てきたばかりの頃、
建築商材の商社で、ごく普通の事務をしていました。
その会社で働くようになったのは、ある方とのご縁でした。
独身時代、福岡の出版社で広告の企画営業や誌面制作、イベント企画など、
とにかく忙しく働いていた頃。
新人時代から(なぜか)私を買ってくれて良くしてくれている企業の専務が居ました。
創業60年、福岡の中心地に自社ビルを持っていて、某大手電気メーカーと関連のある会社です。
私が福岡を離れて東京に行く事になり、その専務に退職の挨拶をしに行った時。
「そうか、それはおめでとう!それは寂しくなるね。ところで東京では働くの?よかったらうちの東京支店に来ない?」
と言って下さいました。
特に仕事はまだ探していなかったし、その専務と同じ会社で働けると思うと嬉しくて、とっても有難いお話でした。
なにかと専務は東京出張に来ては
「せっかくやけん、東京で美味しいもん食べよう」
と、専務の午前中のアポイントに付いて行って美味しいランチを食べさせてくれたり、
誕生日にはすこぶる女子力の高いカフェでケーキを用意してくれたりと、とっても仲良く(?)楽しく働いていました。
しかし、結局私が働きだしてから1年半。その会社はあっというまになくなりました。
創業からの社長・会長の老姉弟の引退劇、社長交代問題、お金問題のゴタゴタで、あっと言う間に会社を畳むことになってしまいました。
独裁的だった社長会長の決断に、いつもニコニコしていた専務も疲れ切っていました。
会社って潰れるんや。。。
あんなにしっかりしてそうな会社やったのに。
老舗だからとか、大手だからとか、所属してれば安心ってないんやな。
って、感じた出来事でした。
***
そして、私は次の仕事探しを始めます。一般事務の仕事にも少し物足りなさを感じていた私は、もう一度編集の仕事がしたい!と思うようになっていました。
まさか慣れない大都会トーキョーで、転職活動をするとは。
そしてまさか、次の会社まで潰れてしまうとは。。
...思わんでしょ普通!
次へ続きます。